https://bnn.co.jp/products/9784802511124
2018年の書籍なので、今のオンライン前提のミーティング環境には多少読み替える必要があるけれど、概ね普遍的な内容に思った。
第2部でサンプルアジェンダがたくさん紹介されているので、微調整して実際に使ってみたい。
以下が必要。
- そもそもたくさん紹介されているミーティングの種類が、なんのために必要なものなのか
- 自分の現状に当てはめるとどうなのか、今あるミーティングがどれにあたるか
- 整理したうえで、そのタイプのミーティングに取り入れられるアイデアを精査する
合意点を意識する
合意点を意識するというのはなるほどな、と思った。
2人のあいだの合意点は1つ。
3人のあいだの合意点は3つ。
7人のあいだの合意点は21。
12人のあいだの合意点は66。
ミーティングに人を1人増やすことで、1人分の合意をとることになるのではなく、すでに関わっている人分の合意点が増える。
それは確かに人を増やすのには慎重にならざるを得ない。
よく何も話さずにこの人は参加している意味があるのか?といった話になることがあると思うけれど(主にその人を批判する意味合いが多いはず)、それは自分の発言によって新たな合意すべき内容を増やすことを避けているのではないのかと、自分の経験から感じた。
なので、個人の課題ではなくミーティングのデザインに課題を見るべき話なのかも。
その他のキーワード
- 議事録は見える状態に
- ファシリテーターの役割は対立に対処すること(なくすことではない)
- 結論を決めた状態のミーティングは開催した本人が有益だった満足するだけ
- スペースメイキング(振り返る時間を作る)と、スペースフィリング(詳細な議論をしてアイデアを磨き上げる)
- MailChimpのデータナードランチ / Etsyの人を責めずに失敗につながった思考プロセスを理解する文化
- この辺は心理的安全性などにつながる話