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ストレングスファインダーの有償版に課金した話

2025-12-07

2014年に書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』を購入して、ストレングスファインダーの診断は受けていたのだけど、当時はTOP5の資質(慎重さ、内省、収集心、回復志向、責任感)を知って、「なるほど、確かにそうだな」くらいの理解で止まっていた。

最近よく聞いているpodcastで、ストレングスファインダーの話題が出てきて、話の中で「この領域がダントツで良い・悪い」という見方をしているのを聞いて、ふと疑問に思った。そういう見方、できたっけ?

久しぶりに自分の結果を見返してみると、全34資質の順位が見られるアップグレード版があることを知った。ちょうど仕事でやりづらさのようなものを感じていた時期だったこともあり、自己理解を深めるために試してみることにした。

結果↓
eedamameのストレングスファインダー領域別結果

領域別に見えた明確な得意不得意

結果を見て面白かったのは、領域ごとに明確な得意不得意があることがわかった点。

ストレングスファインダーの34資質は、「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」という4つの領域に分類されている。
私の場合、特に「影響力」の領域はわりと壊滅的だった。上位10資質の中に影響力領域はゼロ。下位を見ると、28位:自我、30位:競争性、33位:社交性、34位:コミュニケーションと、影響力領域の資質が並んでいる。

個々の資質を見ていた時は「なるほど」と思えていたのだけど、領域として見ると「実行力」のものが上位に集中していたのが意外だった。自分では「考える人」だと思っていたが、確かに「やる人」でもあるのかも。

言葉の定義ギャップ

「影響力」が低いという結果を見て、最初は「影響力ないのか...」と少し落ち込んだ。しかし定義を読むと、影響力とは「主導権を握り、はっきりと意見を表明し、確実に他の人の耳を傾けさせるのに役立つ資質」とある。なるほど、大勢を前にしたリーダーシップのようなものか。

「コミュニケーション」が最下位だったのも最初はショックだった。あぁ、まぁ苦手だよね...と思いかけたが、ストレングスファインダーでのコミュニケーションは「話術に優れ、物事を印象的に説明する」、つまり言葉で人を動かす力というニュアンスらしい。

私の場合、7位に共感性があるし、少人数での対話は苦手ではない思っていた。
ここでいう「コミュニケーション」は、プレゼンテーションやスピーチのような、大勢に向けて発信する力を指しているっぽい。

自分が思っていた言い回しとストレングスファインダーの定義が違う。これに気づけたのは大きかった。

AIを使って解釈を深める

このような定義のギャップは、他の資質でもたぶんありそう。
そこで、結果のPDFをAIに渡して解釈を深める という方法が良さそうだなと思った。

私の場合はClaudeに結果を渡して、「この資質の定義は?」「自分の上位資質の組み合わせはどう解釈できる?」といった質問を投げてみた。普段のやりとりでパーソナルな情報を持っているエージェントがあれば、より自分自身に沿った相談ができそう。

もしそういったツールを使っていない場合は、Notebook LMに結果のPDFを渡すのも良さそうだなと思った。
音声解説なんかは自分のことを他人が話している感じでめちゃくちゃ面白かった。
自分のプロンプトベースの内容ではないので、思った以上にいつももらうフィードバックと違うものがもらえた感覚があった。

まとめ

全34資質を見ることで、TOP5だけでは見えなかった全体像、特に領域別の分布や下位資質を知ることで、「できないことは無理にやらなくていい・他の人に任せる」という自己受容にもつながった。

ただし、言葉の定義を正しく理解することが大事。
自分の解釈とストレングスファインダーの定義がずれていると、結果を見て誤った自己理解をしてしまう可能性があるのでAIを活用することで、より深く、より正確に自己理解を深められる。
ストレングスファインダーの結果を持っている人にはオススメ。

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